芳樟の話 of 梅姫友の会


 芳樟について


 芳樟(ホウショウ)は、クスノキ科の高木でクスノキの亜変種です。
 天然分布は台湾の北部・中部及び東部がもっとも多く、
 他に中国南部にもいくらか生育しています。

 日本に生育している樟は「樟脳」が採れるが、
 芳樟は樟脳がほとんど含まれず、主成分はリナロールです。


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開聞岳 芳障 124.JPG


 芳樟の歴史


 明治時代、
 台湾では樟脳の採れない芳樟は「臭樟」と呼ばれ敬遠されていました。

 しかし明治の末期、
 この木から「リナロール」が採れることがわかり、
 「芳樟」に改称され、
 天然香料の供給源として盛んに栽培されるようになりました。
 当時リナロールは高級化粧品にはなくてはならない香料でした。

 戦後、曽田香料が台湾から種子を持ち帰り、
 鹿児島・開聞町で増産を開始、最盛期には年間3トンを抽出していました。
 (日本に自生するものは、すべて樟脳を含むクスノキです。)


 芳樟の成分


 テルペン系炭化水素  αピネン      0.7%
            βピネン     0.33%
            βカリオフィレン 0.23%
 テルペン系アルコール リナロール    85.3%
            αテルピネオール 0.14%
 オキシド       1,8シネオール   0.7%
 ケトン        カンファー     4.6%

 施光度               -14.55
 屈折率               1.4603


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 梅姫石けんの芳樟オイルは日本で唯一、芳樟の森を持つ開聞山麓香料園で育てられ、蒸留されます。